大阪や神戸からでも通いやすい、明るく楽しく本格的に学ぶ、写真家による写真学校。
The photograph classroom by a photographer brightly happily.

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カテゴリー: 専門学校コース

2016年10月5日 水曜日  Categorys: | |

vol.15 10/2田川塾・専門学校コース合同講座 : 玉井

教室の扉を開く5秒前、いつもの階段をのぼっていると、いつも以上に賑やかな声が聞こえてきました。それもそのはず!この日はReconではお馴染み、Kobe819ギャラリーの野元さんをスペシャルゲストに迎えた、年に一度の特別授業の日だったんです。田川塾と専門学校コースの合同なので集まった人数も多く、教室の中はカオスです。

さて、今年のテーマは「なんだ、この世界は?!」ということで、まずは野元さんのお話からスタート。アートとしての写真の奥深さと楽しみ方を野元さん流の軽快なトークで教室を沸かせます。

続いては、グループワーク。
実はこのグループワーク、わたしが事前に「なにをするんですか?」と田川先生に尋ねても「秘密です!(ニヤリ)」と内容を教えてもらえず、いったいなにをさせられるのかとちょっとビクビクしていたんですが……

最初に、4つのグループに分かれました。「写真が好き」という共通点があるためか、はじめましての方ともなんの問題もなく和やかな雰囲気です。そんな中、田川先生に名前を呼ばれて立ち上がったのは、わたしと同じクラスの塾生さん。スクリーンには現在取り組んでるテーマの作品が映し出されます。

ここで初めて野元さんと田川先生より本日の課題が!「さぁ、みなさん!この作品には何がうつってるのかを出し合ってください。それから、ストーリーをつくり、タイトルもつけてみましょう!」とのこと。「正解があるわけじゃないから好きなようにつくっていいんですよ」…って、いやいや、そう言われても…ねぇ……?

戸惑いつつも短時間でなんかしらの答えを導き出さなければならず、慌てて意見を出し合います。グループで意見をまとめているところで、時間切れ!グループの代表者がそれぞれ話し合った内容を発表しました。

次にまた別の塾生さんの作品がスクリーンに映し出されました。こちらもとても素敵な作品!やることは先程と同じです。そして最後はあの杉本博司さんの作品で。こうして回数を重ねるごとにどんどん大胆な意見が出てきてグループの話も盛り上がっていきます。

最終的にできがったのは全部で12のストーリー。みんな同じ作品を見て考えたはずなのに、人によっていろんな見方があって「うわぁ、そんな発想、全然思いつかなかった!」というのもあったりして。自分で考えることも大事だけれど、他人の意見を聞くことでさらに世界が広がりますね。

「正解がない」ということは、つまりは写真を観る人が自由に観て良いということ(野元さん談)。この特別授業を通して、またひとつ「写真て面白いなぁ」と身をもって学ぶことができました!

玉井 裕子

2016年9月30日 金曜日  Categorys: |

専門学校コース授業レポート 9/25 : 秋山

今回はフィルム現像の実習です!薬品や道具さえあれば自分で現像ができちゃうんです!

皆さんにはこの日の為に35mmのモノクロフィルムを4本分撮影してきていただきました。

現像ということでいつもとは違う教室での実習です。室内には水場や「引伸機」という写真を焼くための機械、現像道具などなど…喉から手が出るほど欲しいものがたくさんで…興奮です!!

まず始めに田川先生から現像の流れや使用する薬品についての説明がありました。

そして現像作業の前にフィルムをパトローネから取り出す作業の練習です!フィルムを取り出す為にフィルムピッカーという道具を使います。使い方はシンプルなのですが、なかなか出てこないこともしばしば…。皆さん練習用フィルムで何度も練習されていました。

次に、リールというロールフィルムを巻くための器具にフィルム巻き付けていく練習です。巻く際のコツやフィルムの性質などの説明があり、いざ実践です。これがなかなか難しいんです…!苦戦されている方が多かったのですがコツを掴んでスルスルと巻いている方もおられました。私も学生時代に苦戦したことを思い出しました…。練習では明かりがついた状態でできるのですが本番では部屋を真っ暗にしてリールに巻きます。

練習が終わり、いよいよ本番です!4人ずつ2組に分かれて順番に現像作業です。

先ほどの練習で行ったことを真っ暗にした部屋の中で行います。田川先生がサポートしてくださり皆さん無事リールにフィルムを巻き終え、続いて薬品を使っていきます。

ここからは明かりをつけての作業です。フィルムを巻きつけたリールを現像タンクという光の入らない容器の中に入れた状態で薬品を流し入れていくのですが、液の温度や液に浸す時間なども決まっており「しっかりと正しい値で行うことがとても大切!」と田川先生。

使用する薬品はたくさんあり、現像→停止→定着の順に液を入れていきます。液を入れる度に現像タンクを上下に振って撹拌させるため「筋肉痛になる~」という声が漏れていました。でもこの作業も楽しいんです!捨てる液の色が変わっていくのを見ると完成に近づいていくことにワクワクします!

現像処理が一通り終わり、フィルム乾燥機でフィルムを乾かしたあとカットし、仕上げていきます。皆さん綺麗に仕上がっていました!

現像できる環境や道具を準備するのはなかなか大変なことなので、皆さんとてもいい経験になったのではないでしょうか!皆さんのお手伝いをしていて私も現像作業をしたくなりました…。

次回の授業では今回現像したネガフィルムをプリントします!

皆さんの写真を見るのが楽しみです!

 

秋山

2016年7月27日 水曜日  Categorys: |

専門学校コース授業レポート 7/24 : 秋山

これまでのスタジオ撮影実習でライトポジションや照明比など、スタジオの基礎を勉強してきました。

さて、今回の専門学校コースは今までのスタジオ撮影の集大成で、ライトポジションや照明比を細かく考えて人物撮影をしました!

皆さんには撮影したいライティングの広告写真やスタジオ撮影の写真を持参していただき、ズラッと机に並べて教室で出来るライティングを選別していきます。

持参していただいた写真には白色のバック紙を使った写真という決まりがあったのですが、色んなライティングの写真が集まり皆さんの個性が出ていました!

今回も皆さんに「カメラマン」「ライトマン」「露出計担当」「モデル」の役割を交代でまわしてもらいました。

まず田川先生からライティングを組むにあたってのアドバイス•コツの説明がありました。

雑誌や広告などの写真を見たときに、ライトの数やポジションを知る方法があります!と先生。

なんと、モデルさんの“瞳”を見ると大体のライティングがわかるのです!

もちろんモデルさんに当たっている光をしっかり見極めることも大切なことなのですが、瞳にはライトやレフ板等が鏡のように写っており、ライティングを考える際にとても参考になります。

雑誌はライティングの教科書のようなものなんですね!

モデルさんに当たっている光の量は今まで勉強してきた照明比で見極めることができます。

今回、2パターンの写真を参考に撮影をしました!

最初のパターンはバック紙にのみライトをあて、モデルさんの表情はほぼ見えないもので、照明比を考えながらライトポジションを組んでいきます。

カメラマンの方はモデルさんにポージングを指示し、様々なオブジェを持ってもらっている方もいました。

「撮影を進めるにあたって、いい瞬間を逃さないようにするためには撮る度にプレビューを見るのではなく、ある程度撮り続けることが大切!」と田川先生。モデルさんを疲れさせないことにも繋がるそうです!

ただ撮影をするだけがカメラマンではないということを学びました!

2パターン目は陰影がありつつ柔らかい光の撮影でした。

柔らかい光なので、ライトボックスという光を拡散させる機材を使い、1パターン目とは全く違う光になりました!

ライトは計3灯使うことでバック紙の明るさも調整できました。

撮影中、「光ってすごい!」という声が聞こえてきました。

光によって雰囲気や表情を変えることができるので、スタジオ撮影は無限大に面白いと改めて思いました!

今回でスタジオ撮影は最後でしたが、皆さんが最初苦戦していた露出計も最後には難なく使えるようになっていたように思えます。スタジオ撮影がきっかけで露出計を購入された方もいました!

実際に色んな機材を使ってスタジオ撮影を体験できることは滅多にないことなので皆さんとてもいい勉強になったのではないでしょうか!

私も改めて色んなことを学びました!

 

秋山 加奈

2016年7月10日 日曜日  Categorys: |

専門学校コース授業レポート 7/10 : 秋山

専門学校コース、今回の授業は皆さんそれぞれのテーマに沿って撮影した写真を田川先生に見てもらう作品研究会でした!

しかし今回は特殊で…

教室を半分に区切り、半分では前回のスタジオ撮影でまだカメラマンをされていない方の撮影、もう半分では作品研究といった内容でした。

私はスタジオ撮影組のお手伝いをさせていただきました。

前回、ストロボを使った照明比の撮影だったのですが、「覚えているか自信がない…」という声も聞こえてくる中…いざ撮影!

皆さん徐々に前回の感覚が戻っていくのが目に見えてわかりました!

ササッ!と露出計やストロボを操って、指示をし合っている姿がスタジオマンでした!!

皆さんの撮影が終わり、残りの時間は作品研究会です!

作品研究会の合間に教室に置いてあるたくさんの写真集の中から田川先生と私の出身校である大阪芸術大学写真学科の卒業制作の図録をテーブルに広げ、「学生の色んなアイデアが詰まっているので勉強になりますよ!」と田川先生がおっしゃりました。

「この写真学科の図録は大学の図書館に置いていますか?」と生徒さんの質問がありましたが、残念ながら置いていないのです…。是非、色んな方に見ていただきたいです!

さて、話は戻り作品研究会です!

一人ずつ、教室の広いテーブルにズラっと作品を並べます。

テーマもカメラも被写体も皆さんそれぞれで、先生の「おもしろい!」という声やアドバイス、みなさんからの質問などが飛び交っていました。

「何故、このテーマで撮影しようと思いましたか?」

という先生の質問で悩まれる方もいました。

私も作品作りの時はよくテーマに悩まされていますが、田川先生の「感覚だけで撮影するのではなく、テーマをしっかりと固めることで作品ができる」という言葉を思い出しました。

作品作りで悩むことも写真の面白さで、しみじみ写真は深いなぁと感じました!

 

秋山 加奈

2016年7月6日 水曜日  Categorys: |

専門学校コース授業レポート 6/26: 秋山

前回はスタジオ実習で照明比についての実習をしました!

今回は引き続きスタジオ実習で、「光質」と「ストロボを使った照明比」の実習です!

…の前に、カメラ機能の一つである「測光モード」についての勉強をしました。

被写体周辺の光の量を計算してくれる機能で、一般的な「評価測光」や中央部分を重点的に測る「中央測光」、一部分のみを測る「スポット測光」といった測光モードがあります。

その中でも露出計を持っていないときに撮りたいものの明るさの差を知ることができるのが「スポット測光」で、その場合の使い方を学びました。便利な機能です!

「測光モード」の勉強の後は今回の実習内容「光質」についての勉強とデモンストレーションです。

光質には「ダイレクト光」「バウンス光」「ディフューズ光」の三種類があり、光質によって被写体にあたる光の硬さ•柔らかさが変わります。

それぞれの光質を二班に分け、皆さんがモデルとなり撮影し合いました。

前々回のスタジオ実習でしたライトポジションを生かし、ミディアム+クロスのライトポジションで「カメラマン」「露出計担当」「ライトマン」「モデル」に分担。

田川先生から、モデルさんにあたる光を肉眼でよく見て一番きれいに見えるところを探しましょう!との説明があり、皆さんモデルさんに合う光を探していました!

三回目のスタジオ実習なので皆さん露出計の使い方が慣れてきたように思えます。

光質の実習の後、今日はもう一つ…!

ストロボを使った照明比撮影をしました!

というのも、今までの実習ではアイランプという常に光っているライト(定常光)を使ってきました。

ストロボは電気を溜め込んで瞬間的に電気を放つものでスタジオ撮影ではよく使われます。

アイランプ、ストロボのメリット•デメリットの説明、ストロボの使い方のレクチャーを受けいざ撮影!!

今回使うストロボはProfotoのB1というものでスタジオだけではなく屋外撮影でも使えるという優れものです!

さて、撮影内容は前回の照明比をストロボでやるというものなのですが、前回のようにライトやレフを動かして光を調整する必要はなく、ストロボの位置を決めた後、今回決めた絞り値になるように露出計で測りながら、ストロボのお尻に付いているダイアルで光量調節する作業なのでスムーズに進みました!ストロボ2灯をつかい、8人全員で作業を分担し撮り合いをしました。 

露出計の使い方がだんだん難しくなってきましたが、皆さん順番にやることで終わるころには持ち方、測り方も慣れた手つきになってきていました!皆さんかっこ良かったです!

次のスタジオ実習ではストロボでの人物撮影です!楽しみですね!

 

秋山 加奈

 

2016年6月20日 月曜日  Categorys: |

専門学校コース授業レポート 6/12: 秋山

 教室に入るといつもと違う景色…。

窓に黒いボードが貼られており教室の真ん中にはトレーシングペーパーが吊り下げられていました。

前日の専修コースの授業で使用されたものみたいです。

 

授業が始まると田川先生から「実はこの部屋、今日は『暗い部屋』になっているんです!」と一言。

『暗い部屋』はカメラ・オブ・スキュラというカメラの起源で、光の入らない真っ暗な箱に小さな穴を開けたときに、その穴を通して光が入り箱の中に外の景色が写し出される仕組みになっているものです。

いざ、部屋の電気を消すと窓の小さな穴から光が入りトレペのスクリーンに向かいの建物が写りました!

像は逆さになるため天井には走る車が、床には空の雲が写ります。

巨大なカメラの中に入り込んだような不思議な気持ちになりました。

今日は曇りだったのですが、晴れの日は空の青も写るそうです!貴重な体験ができました!

 

さて、前回の実習はスタジオの機材基礎・ライトポジションについて勉強しました。

そして今回は、スタジオでの照明比の実習です!

照明比のレクチャーを受けた後デモを行い、その後2班に分かれての実習をしました。

前回同様、「カメラマン」「露出計担当」「モデル」「ライトマン(レフ調節)」に役割を分担してローテーション。

スタジオではカメラマンの次に露出計を測る方が重要な存在であると田川先生。

今回は前回にも増して頭を使う実習で、正しい位置で計算しながら測らないといけないので皆さん「う~ん…」と考えながら露出計を使用していましたが、先生の説明であ~なるほど!そういうことか!!前回より理解できてきてる!!という声がちらほら聞こえました。

スタジオ撮影は実際に機材を触ってみないとわからないことが多いのでとても貴重な体験でした!

 

秋山 加奈

2016年6月16日 木曜日  Categorys: |

授業レポート vol.11 6/11専修コース : 玉井

この日、教室の扉を開くとなにやら大がかりな仕掛けが…!なんとカメラ・オブ・スキュラが再現されてたんです!電気を消すと、約1センチの小さな穴から光が差し込み、教室の天井を外の車や人の像が動き、逆に床には太陽や空がうつります。そこはなんとも不思議な空間!
どれだけ見てても飽きなくて、気づけば顔がニヤけてしまって元に戻りません(笑) いつまでも見ていたかったんですが、そういうわけにはいかず、さぁ授業の続きです。

まずはピンホールカメラ。空箱を使って作ることもできるそうですが、この日は自前のデジタル一眼レフカメラを使い、ボディキャップに穴を開けるという簡易な方法を教えてもらいました。開ける穴の大きさや形によって、撮れる写真が全然違うんですね!いくつかパターンを用意して、続いてこの日のもうひとつのメイン、サイアノプリントの準備にとりかかりました。

紙に薬品をハケで塗って乾かし、ネガと一緒に額にセットします。そして紫外線に当たらないよう注意しながら、みんなで公園へ!

サイアノを露光させてる間は、先程のピンホールカメラでいろいろ撮ってみました。ピンホールカメラで撮ると、普通の公園の遊具や木漏れ日が夢の中で見たようにうつるのが面白くて、ここでもまた気づけば顔がニヤニヤ。

そうこうしてるうちに、サイアノプリントの露光が終わりました。最初は黄色かった紙が、最終的には青色に!プリントを水で洗い、木にひっかけて干していると、まるで自然の中で写真展をしてるみたいで…。なんだか1日中ニヤニヤしっぱなしです。

この日 体験させてもらったことは、自分でも工夫すればいろいろできそうで、またやりたいことが増えちゃいました。もうどうしましょうね?

玉井 裕子

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2016年6月14日 火曜日  Categorys: |

専門学校コース授業レポート 5/29 : 秋山

はじめまして!

5月よりRecon PHOTO SCHOOLにて田川先生のアシスタントとして入ることになりました秋山加奈です!

はじめに簡単な自己紹介をさせていただきます!

私は田川先生と同じ大阪芸術大学の写真学科出身で、卒業してからはフリーランスで写真の仕事をしつつ、作品を作りつつ…そんなこんなで三年経ちました。

あるきっかけで田川先生と出会い、Reconのお手伝いをさせていただくことになりました。

私もこれからReconの一員として楽しく充実した教室作りをしていけたらなぁと思っております!

専門学校コースの授業の様子をブログでレポートしていきますので、これからよろしくお願いします!

 

さて、早速ですが

5/29の専門コースではスタジオの機材基礎とタングステンライトを使用してのライトポジションを勉強しました!

実際にライティングをして撮影実習する前に、スタジオ撮影では欠かせない絞り値とシャッタースピード、ISO感度の仕組みを勉強しました。

そこで登場するのが露出計です!

露出計って???…という方もおられたかと思います。

露出計は被写体に当たっている光を測り、適正の露出を導き出してくれる便利アイテムです!

露出計の使い方のレクチャーを受けたあと実際に使いながら撮影をしました。

2班に分かれて、順番にメインライト、エフェクトライトのライトポジションを9パターンずつ撮り合いました。

4人一組で「カメラマン」「ライトマン&ハレギリ担当(ハレーションを遮るもの)」「露出計担当」「モデル」の役割をローテーションでまわしました。

それぞれの担当になると皆さん考えたり、計算したり、なるほど-!という声が絶え間なく聞こえていました。

スタジオ機材、被写体を照らすライト(光)の位置によって変化する効果が学べるボリューム満点の授業になりました!

次回はスタジオの照明比についての授業です!

 

秋山 加奈

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