大阪や神戸からでも通いやすい、明るく楽しく本格的に学ぶ、写真家による写真学校。
The photograph classroom by a photographer brightly happily.

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2016年12月12日 月曜日  Categorys: |

専門学校コース授業レポート 11/27 : 秋山

暗室授業もついに最終日を迎え…
今回は今までのRCペーパーとは違いバライタ紙というペーパーを使ってプリント作業です!
このバライタ紙というのが驚きで、約千年の長期保存に耐えるプリントなんです!
「美術館や展示販売されている作品はバライタ紙を使ったものが多いんです!」と先生。安心して展示や販売ができるわけですね!

薬品は前回までのものと変わらず、プラスで仕上げの薬品などのひと手間を加えていきます。
見た目や手触りもRCペーパーとは異なり繊細なものなので、扱い方についての説明が田川先生からありました。

2組に分かれて、皆さんプリントしたいネガを1コマ選んで作業を進めます。
テストプリントをしたあと、先生のアドバイスで引き伸ばし機の秒数や絞り値、フィルターなどを細かく調整していきます。ネガによっては覆い焼きや焼き込みといった作業も必要になります。このひと手間がとても大事で作品の良し悪しを左右する作業でもあるんです!みなさん何度も焼き直しをし、ベストな作品を仕上げていきました。焼き込みが成功した時の嬉しさは相当なものです…!笑

暗室作業4回目を終え、皆さんとても貴重な体験、勉強ができたのではないでしょうか!
私も皆さんと一緒に焼いている気分でお手伝いさせていただいたのでとても楽しかったです。

次回はデジタルの授業に入っていきます!

秋山

 

 

 

2016年12月6日 火曜日  Categorys: |

専門学校コース授業レポート 11/13 : 秋山

教室に入るといつもと違う田川先生の姿が…!
先生が超超ショートカットに!!
これがまたものすごくかっこいいんです。みなさん「先生…髪の毛!!」と同じ反応をしていました(笑)

さて、暗室実習も早いもので3回目を迎えました。
今日は前回に引き続きモノクロの手焼きプリントです!
前回プリントしたコンタクトプリントから焼きたいものを1コマ選びます。
引き伸ばし機にネガをセットしていざプリント作業です!

「やり方忘れた~」という声も聞こえてきましたが田川先生が丁寧に教えてくださるので安心です 。
いざ焼き始めるとみなさんササッと作業をこなしていました。毎回思いますが…皆さんさすがです!

プリント作業は一度で完成するのではなく、デジタルプリントと同じように手直しを繰り返します。手焼きの場合は引き伸ばし機で手直しをするのですがとても細かい作業となります。
それによって撮影時に自分が見たイメージや作りたいイメージを作り出せるのが凄いんです!
イメージに近づける為に何度も焼き直しの作業をしました。
「失敗した~」「今度はうまく焼けたかな?」など色んな声が飛び交います。暗室作業の醍醐味ですね!

納得がいくまで皆さん焼き直しの作業をし、ようやく完成したプリントと一番最初のプリントを見比べると同じ写真とは思えない程変化していました!「全然違う!!最後のプリントが一番良い!」と歓声があがります。
お手伝いさせていただいている私も変化が見れて嬉しいです!

次は今までとは違うペーパーで手焼き作業をします。
次回も楽しみですね!

 

秋山

 

2016年11月28日 月曜日  Categorys: |

専門学校コース授業レポート 10/23 : 秋山

本日の田川塾専門コースは前回の実習で現像したモノクロネガフィルムをプリントする実習です!

プリントといってもプリンターは使いません!
「引き伸ばし機」という写真を焼くための機械を使うんです!
とても大きく背が高い機械で、皆さんの「なんだこれは?」「どうやって使うんだ?」という心の声が聞こえてくるようでした。
 
まず始めに、実際に引き伸ばし機を使いながらのレクチャーがありました。
「印画紙」という光に当ててはいけないペーパーを使うので真っ暗な部屋での作業になります。
ドラマなどの現像シーンでよく目にする「セーフライト」という赤い光だけが頼りです…!
今回は「RCペーパー」という印画紙を使用しました!
レクチャーが終わり、2班4人ずつに分かれていざ実践!!
 
まずはどの明るさで焼くかを決めるための「段階焼き」という作業をし、その後プリントしたい明るさが決まると「ベタ焼き」というネガシートまるまる1枚を印画紙に焼き付ける作業をしました!
引き伸ばし機で光を当てた印画紙を現像液に浸していくのですが、数十秒すると像が浮き上がってくるので驚きです!
プリント作業で私が一番好きな瞬間です(笑)
3種類の液に印画紙を浸し、水洗 • 乾燥をすると完成です。
 
「ベタ焼き」が終わり、その後1人1コマずつ田川先生と選んだネガをプリントしました。
皆さん引き伸ばし機の使い方やプリント作業を手際よくこなしていきます。
 
皆さんの写真が水面にぷかぷかと浮いており、「写真って不思議」「プリントっておもしろい!!引きこもって作業したい…」という声が聞こえてきました。本当にその通りだなぁと思います!私も家でやっていた時は夢中になってしまい朝までやることもしばしばありました…!
 
プリンターを使うのとはまた違い、明るさや濃さなど試行錯誤で微調整し、最初から最後まで自分で仕上げることが出来るのがとてもいいですよね。
 
楽しいプリント実習はあっという間に終わり…。次回からはプリント作業をどんどん進めていきます!
皆さんの写真を見るのも楽しみです!
 
 
秋山
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2016年10月25日 火曜日  Categorys:

授業レポート vol.16 10/16専修コース : 玉井(最終回)

このまま卒業したくない!とみんなで先生に頼み込んで始まった専修コースがいよいよ最終回を迎えました。前回、手焼きプリントしたものを作品として仕上げるために額装をしていきます。今回の実習では、いかに作品を作品として綺麗に魅せるかがポイントです。

具体的に何をしたかというと、まずは額の掃除。それからオーバーマットとボードを1辺だけくっつけてブック状にします。プリント裏にドライマウントシールを貼り、1度プレスします。その後、マットにプリントをセットした状態で2度目のプレス。額の表面にあるアクリル板を綺麗に拭き、埃を除去して素早くマットを額にセットして完成です。

言葉で聞くのと実際にやってみるのとでは大違い。ひとつひとつの工程に注意点やコツがたくさんあり、失敗すると今までの苦労が水の泡!おそるおそる丁寧に、そして慎重に、作業を進めました。

完成後、綺麗に額装されたそれぞれの作品を見て、みんな自然と「おぉー!」と歓声が。仕上げひとつでこんなに見映えが変わるんですね!
最後には先生から専修コースの修了証書を受け取り、全員で記念撮影。先生からの「みなさんにはどんなかたちであれ、これからもずっと写真を楽しんでもらえたらと思っています」という言葉とともに専修コース修了!そしてわたしの授業レポートもこれで最後となります。

はじめて専門学校コースで顔を合わせたのが2014年。思い出もたくさんありますし、このままお別れだなんて寂しすぎます。でも、写真のことも先生のことも大好きなこのメンバー。なんだかんだできっとどうせまたすぐ集合することになるんじゃないでしょうか!?ねぇ、先生??(笑)

玉井 裕子

2016年10月17日 月曜日  Categorys: |

専門学校コース授業レポート 10/2 : 秋山

本日はKOBE 819ギャラリーのオーナー野元大意さんによる特別授業があり、そのあとに専門コースの作品研究会をしました!

専門コースの皆さん、とても仲がよく教室内はいつもにぎやかです!

お手伝いをさせていただいている私も毎回色んな刺激をもらっています!

作品研究会では1人1人、テーマにそって撮影された作品をテーブルに並べて田川先生がアドバイスをしていきます。

作品研究会のときに毎回感じるのですが…

田川先生はいつも皆さんの作品を鋭く観察し、とても親身にアドバイスをされており聞いているこちらも先生の意見に引き込まれます。

みなさんも自身やお互いの作品に対してとても真剣で、作品研究会中の皆さんの姿は毎回とてもかっこいいです。

皆さんの中には作品制作に迷われる方もおられます。作品制作の際には誰もがぶつかる壁だと思います。

「同じテーマを撮り続けないといけないと思う必要はなく、撮ろうと思ったキッカケやどう感じたかが大切」「専門コースはカメラの技術を学びながら写真を表現するコースで、その中で『写真てこんな世界があるのか!』ということを学んだり、作品を作ることで自分を知っていくことができるんです!」と田川先生がおっしゃられていました。

私の大学生時代にも作品研究会があり、色んな人に見てもらうのは緊張もしますがそれ以上に先生のアドバイスで新たな発見や、次はもっとこいう風に撮影しよう!という想いが生まれたり、その他にも皆さんの写真を見て刺激を受けたり……。 

作品研究会は作品の完成に向けて色んな勉強ができるので、とても大切な授業なのだと今回改めて学びました!

秋山

2016年10月5日 水曜日  Categorys: | |

vol.15 10/2田川塾・専門学校コース合同講座 : 玉井

教室の扉を開く5秒前、いつもの階段をのぼっていると、いつも以上に賑やかな声が聞こえてきました。それもそのはず!この日はReconではお馴染み、Kobe819ギャラリーの野元さんをスペシャルゲストに迎えた、年に一度の特別授業の日だったんです。田川塾と専門学校コースの合同なので集まった人数も多く、教室の中はカオスです。

さて、今年のテーマは「なんだ、この世界は?!」ということで、まずは野元さんのお話からスタート。アートとしての写真の奥深さと楽しみ方を野元さん流の軽快なトークで教室を沸かせます。

続いては、グループワーク。
実はこのグループワーク、わたしが事前に「なにをするんですか?」と田川先生に尋ねても「秘密です!(ニヤリ)」と内容を教えてもらえず、いったいなにをさせられるのかとちょっとビクビクしていたんですが……

最初に、4つのグループに分かれました。「写真が好き」という共通点があるためか、はじめましての方ともなんの問題もなく和やかな雰囲気です。そんな中、田川先生に名前を呼ばれて立ち上がったのは、わたしと同じクラスの塾生さん。スクリーンには現在取り組んでるテーマの作品が映し出されます。

ここで初めて野元さんと田川先生より本日の課題が!「さぁ、みなさん!この作品には何がうつってるのかを出し合ってください。それから、ストーリーをつくり、タイトルもつけてみましょう!」とのこと。「正解があるわけじゃないから好きなようにつくっていいんですよ」…って、いやいや、そう言われても…ねぇ……?

戸惑いつつも短時間でなんかしらの答えを導き出さなければならず、慌てて意見を出し合います。グループで意見をまとめているところで、時間切れ!グループの代表者がそれぞれ話し合った内容を発表しました。

次にまた別の塾生さんの作品がスクリーンに映し出されました。こちらもとても素敵な作品!やることは先程と同じです。そして最後はあの杉本博司さんの作品で。こうして回数を重ねるごとにどんどん大胆な意見が出てきてグループの話も盛り上がっていきます。

最終的にできがったのは全部で12のストーリー。みんな同じ作品を見て考えたはずなのに、人によっていろんな見方があって「うわぁ、そんな発想、全然思いつかなかった!」というのもあったりして。自分で考えることも大事だけれど、他人の意見を聞くことでさらに世界が広がりますね。

「正解がない」ということは、つまりは写真を観る人が自由に観て良いということ(野元さん談)。この特別授業を通して、またひとつ「写真て面白いなぁ」と身をもって学ぶことができました!

玉井 裕子

2016年9月30日 金曜日  Categorys: |

専門学校コース授業レポート 9/25 : 秋山

今回はフィルム現像の実習です!薬品や道具さえあれば自分で現像ができちゃうんです!

皆さんにはこの日の為に35mmのモノクロフィルムを4本分撮影してきていただきました。

現像ということでいつもとは違う教室での実習です。室内には水場や「引伸機」という写真を焼くための機械、現像道具などなど…喉から手が出るほど欲しいものがたくさんで…興奮です!!

まず始めに田川先生から現像の流れや使用する薬品についての説明がありました。

そして現像作業の前にフィルムをパトローネから取り出す作業の練習です!フィルムを取り出す為にフィルムピッカーという道具を使います。使い方はシンプルなのですが、なかなか出てこないこともしばしば…。皆さん練習用フィルムで何度も練習されていました。

次に、リールというロールフィルムを巻くための器具にフィルム巻き付けていく練習です。巻く際のコツやフィルムの性質などの説明があり、いざ実践です。これがなかなか難しいんです…!苦戦されている方が多かったのですがコツを掴んでスルスルと巻いている方もおられました。私も学生時代に苦戦したことを思い出しました…。練習では明かりがついた状態でできるのですが本番では部屋を真っ暗にしてリールに巻きます。

練習が終わり、いよいよ本番です!4人ずつ2組に分かれて順番に現像作業です。

先ほどの練習で行ったことを真っ暗にした部屋の中で行います。田川先生がサポートしてくださり皆さん無事リールにフィルムを巻き終え、続いて薬品を使っていきます。

ここからは明かりをつけての作業です。フィルムを巻きつけたリールを現像タンクという光の入らない容器の中に入れた状態で薬品を流し入れていくのですが、液の温度や液に浸す時間なども決まっており「しっかりと正しい値で行うことがとても大切!」と田川先生。

使用する薬品はたくさんあり、現像→停止→定着の順に液を入れていきます。液を入れる度に現像タンクを上下に振って撹拌させるため「筋肉痛になる~」という声が漏れていました。でもこの作業も楽しいんです!捨てる液の色が変わっていくのを見ると完成に近づいていくことにワクワクします!

現像処理が一通り終わり、フィルム乾燥機でフィルムを乾かしたあとカットし、仕上げていきます。皆さん綺麗に仕上がっていました!

現像できる環境や道具を準備するのはなかなか大変なことなので、皆さんとてもいい経験になったのではないでしょうか!皆さんのお手伝いをしていて私も現像作業をしたくなりました…。

次回の授業では今回現像したネガフィルムをプリントします!

皆さんの写真を見るのが楽しみです!

 

秋山

2016年8月11日 木曜日  Categorys:

授業レポート vol.14 7/31専修コース : 玉井

近江八幡で撮影をした翌日、また同じメンバーが暗室に集合しました。撮影したフィルムは先生たちが既に現像をすませてくださっていて、すぐに引伸機で作業できる状態になっていました。8×10のサイズをセットできる引伸機はこの暗室に1台しかなく、代表で1人だけ。その他のメンバーはベタ焼きでプリントしていくことになりました。

まずはベタ焼きの時にフィルムと印画紙がずれないように押さえるガラス板をアルコールで拭いていきます。この作業は初めて。先生によると、ゆっくり拭くのがコツだそうです。

次は引伸機の準備をしていきます。わたしは何度かやっているはずなのにすっかり忘れてしまっていて、「どうやるんだったっけ?」とアタフタ。教えてもらいながらなんとか準備ができました。

さぁ、いよいよ電気を消して、ここからはセーフライトの明かりだけが頼りとなります。まずは段階焼き。これはどのくらい光を当てればよいか見当をつけるためのテストです。引伸機で光を当てたあと、現像、定着、停止…とバットに入った液体に順番につけていき、部屋の電気をつけて先生の指示を仰ぎます。そうやって何度か繰り返し、この日のベストなプリントを仕上げました。

自分の番が終わったあとは交代した他のメンバーの作業を見せてもらいました。同じ場所に行って撮影しても、みんなそれぞれ個性が出るから写真て面白いですねぇ!

自分の作業をしている時は緊張していてあまり余裕がありませんでしたが、やはり終わると客観的に見ることができますね。とても勉強になりました!覆い焼きする時や印画紙を液体につける時の手の動かし方ひとつひとつがプリントの結果に影響するそうで、光を当てる秒数やフィルターの号数の判断も含め、こういうことはまさに経験が成せる技だなぁ…!と思いました。わたしにはとてもじゃないけど難しくて…。でもいつかはそういうこともできるようになれるといいなぁ…!

先生たちが作品をプリントする時の裏話を聞けたり、今回もたくさんいろんなアドバイスをいただけて、すごく贅沢で幸せな1日でした?

玉井 裕子

 

2016年8月6日 土曜日  Categorys:

授業レポート vol.13 7/30専修コース : 玉井

今回は「大判カメラ(8×10)を使ってみよう!」ということでみんなで近江八幡まで撮影に行ってきました。せっかくの大判カメラ!そして時間の都合上、撮れるのはひとり1枚だけ。どこをどのように撮るか真剣に考えなくちゃ勿体ない…!と、まずはロケハン。

でもさすが数々の映画やドラマのロケ地として選ばれている近江八幡です。歴史情緒あふれる街並み、自然の中の水郷めぐり、それからロープウェーに乗れば山上からの景色も楽しむことができるので、あっちも気になるし、こっちも…とつい迷ってしまうんです。そんな中、撮影イメージが固まった人から撮影開始です。

今回大判カメラは2台使用します。「ビューカメラ」と「フィールドカメラ」の2種類。それぞれの撮りたいイメージに合わせ、田川先生チームと小山先生チームの2チームに別れて撮影を行いました。アシスタントも交代で担当し、機材や冠布を持ったり三脚の高さを調整したり、撮影のお手伝い。真夏の日差しが降り注ぐ中、みんなそれぞれ汗をぬぐいながら気合いを入れて頑張りました。

これまでの授業でも大判カメラを見せていただく機会はありましたが、こうして実際に野外で撮影するとなると本当に大変!!

普段使っている35mmのカメラと比べて、大掛かりで重たいのに加え、実際にシャッターを切る前にしなければならない手順がたくさんあるんです。構図を決めるにしても、カメラ後部にあるガラス面にうつる像が天地左右逆転しているため、頭の中でいったんクルンと回転させて考えなければならず、いちいちとまどいます。

構図を決め、ピントをしっかり合わせ、被写界深度も考えて、やっとシャッターを押せる…!と思ったらまだやらなければいけない大切なことが残っていました。そう!露出を計らなければなりません。デジタルカメラであれば、試しに撮ってみて気に入らなければ露出を調整して…という方法もとれるけどなかなか失敗できない大判カメラの場合は、そういうわけにはいかないんですね!

そんなこんなで、たった1枚の撮影にセッティングからシャッターを押すまで1時間もかかりわたしにはなんだかとても果てしない時間に思えました(笑)

大判カメラを使って作品を制作するのなら、ひとつひとつの作業を丁寧に時間をかけて撮影する根気と情熱が必要不可欠ですね!改めて先生たちを尊敬するとともに、大切な機材を使わせてもらったことに感謝の気持ちでいっぱいです。

楽しかった1日はあっという間に終わり、次はこの日撮ったネガを暗室でプリントします!

玉井 裕子

2016年7月27日 水曜日  Categorys: |

専門学校コース授業レポート 7/24 : 秋山

これまでのスタジオ撮影実習でライトポジションや照明比など、スタジオの基礎を勉強してきました。

さて、今回の専門学校コースは今までのスタジオ撮影の集大成で、ライトポジションや照明比を細かく考えて人物撮影をしました!

皆さんには撮影したいライティングの広告写真やスタジオ撮影の写真を持参していただき、ズラッと机に並べて教室で出来るライティングを選別していきます。

持参していただいた写真には白色のバック紙を使った写真という決まりがあったのですが、色んなライティングの写真が集まり皆さんの個性が出ていました!

今回も皆さんに「カメラマン」「ライトマン」「露出計担当」「モデル」の役割を交代でまわしてもらいました。

まず田川先生からライティングを組むにあたってのアドバイス•コツの説明がありました。

雑誌や広告などの写真を見たときに、ライトの数やポジションを知る方法があります!と先生。

なんと、モデルさんの“瞳”を見ると大体のライティングがわかるのです!

もちろんモデルさんに当たっている光をしっかり見極めることも大切なことなのですが、瞳にはライトやレフ板等が鏡のように写っており、ライティングを考える際にとても参考になります。

雑誌はライティングの教科書のようなものなんですね!

モデルさんに当たっている光の量は今まで勉強してきた照明比で見極めることができます。

今回、2パターンの写真を参考に撮影をしました!

最初のパターンはバック紙にのみライトをあて、モデルさんの表情はほぼ見えないもので、照明比を考えながらライトポジションを組んでいきます。

カメラマンの方はモデルさんにポージングを指示し、様々なオブジェを持ってもらっている方もいました。

「撮影を進めるにあたって、いい瞬間を逃さないようにするためには撮る度にプレビューを見るのではなく、ある程度撮り続けることが大切!」と田川先生。モデルさんを疲れさせないことにも繋がるそうです!

ただ撮影をするだけがカメラマンではないということを学びました!

2パターン目は陰影がありつつ柔らかい光の撮影でした。

柔らかい光なので、ライトボックスという光を拡散させる機材を使い、1パターン目とは全く違う光になりました!

ライトは計3灯使うことでバック紙の明るさも調整できました。

撮影中、「光ってすごい!」という声が聞こえてきました。

光によって雰囲気や表情を変えることができるので、スタジオ撮影は無限大に面白いと改めて思いました!

今回でスタジオ撮影は最後でしたが、皆さんが最初苦戦していた露出計も最後には難なく使えるようになっていたように思えます。スタジオ撮影がきっかけで露出計を購入された方もいました!

実際に色んな機材を使ってスタジオ撮影を体験できることは滅多にないことなので皆さんとてもいい勉強になったのではないでしょうか!

私も改めて色んなことを学びました!

 

秋山 加奈

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