大阪や神戸からでも通いやすい、明るく楽しく本格的に学ぶ、写真家による写真学校。
The photograph classroom by a photographer brightly happily.

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03 Kumiko Maeda『置き去り』

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田川塾2013年入塾

前田 訓子Kuniko Maeda

インタビュー

作品のコンセプトを教えて下さい。—————————

『置き去り』身近な街中や旅先で少しの違和感を感じるモノ。誰かから、何かから取り残されたようなモノ。なんだかアンバランスで面白いけど、何故か少し切ないモノ。を撮影しています。いつその場所から無くなってもおかしくないし、きっとそのことにさえ誰も気付かないような存在が自分にはタイムリミットがあるということを享受して、淡々とその消失までの時を過ごしている。そんな切ない強さがコンセプトです。

作品を作り上げる上で、苦労した事、楽しかった事などありますか?—————————

苦労した点は、「前田さんらしい写真だね」といわれる写真と「これは前田さんの写真じゃないね」といわれる写真の違いは何なのか。自分が撮っているモノは何なのか。それがなかなかつかめなくて、毎月悩みまくっていました。
楽しかった点は、写真の順番を決めたり、サイズを決めたり、色味のバランスを調整したり、マットを切ったり・・・作品を『人に見てもらう』為に着飾ってあげる、という作業がとても楽しかったです。自分の写真があんなに誇らしく、可愛く思えたのは初めてでした(笑)

Recon PHOTO SCHOOL 田川塾に入塾しようと思ったきっかけは何ですか?—————————

その当時通っていたスクールに疑問を持ったのがきっかけになりました。プロのカメラマンを目指しているわけではないので決められた宿題のテーマを撮るより、自分が気持ちを入れて撮った写真を先生に評価してもらえる方がいいな・・・と思っていたので、田川塾を知って即決でした。

田川塾に通ってみてどうですか?—————————

とにかく楽しかったです。クラスメイトの年齢も、撮っている写真も、キャラクターも、完全にバラバラで毎月刺激的でした。そのおかげで先生のお話も多岐に渡って聞けて、あんなにお得感を感じるレビュー大会はないと思います。
また、まずはひとつ突き詰めてみることの意味が体感できたのもとてもよかったです。途中何度も「違う写真も撮りたいー!」「違う写真も見てほしいー!」と叫びたくなりましたが(笑)心折れずに一年撮ったおかげで、ひとつ自分の軸になるようなものが作れた気がしています。 そんな環境に一年おいてもらえたこと、一緒に磨いていける仲間が出来たこと、そしてまとまったものをたくさんの方に見ていただけたことに、心から感謝しています。田川塾に通えて本当によかったです。

今後の目標を教えてください。—————————

せっかく見つかったテーマなので、他の写真も撮りながら、このテーマは大事にずっと撮り溜めていきたいな、と思います。おばぁちゃんになるまでカメラを放さないのが一番の目標です。

田川塾展の展示

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