大阪や神戸からでも通いやすい、明るく楽しく本格的に学ぶ、写真家による写真学校。
The photograph classroom by a photographer brightly happily.

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カテゴリー: 授業レポート

2016年6月20日 月曜日  Categorys: |

専門学校コース授業レポート 6/12: 秋山

 教室に入るといつもと違う景色…。

窓に黒いボードが貼られており教室の真ん中にはトレーシングペーパーが吊り下げられていました。

前日の専修コースの授業で使用されたものみたいです。

 

授業が始まると田川先生から「実はこの部屋、今日は『暗い部屋』になっているんです!」と一言。

『暗い部屋』はカメラ・オブ・スキュラというカメラの起源で、光の入らない真っ暗な箱に小さな穴を開けたときに、その穴を通して光が入り箱の中に外の景色が写し出される仕組みになっているものです。

いざ、部屋の電気を消すと窓の小さな穴から光が入りトレペのスクリーンに向かいの建物が写りました!

像は逆さになるため天井には走る車が、床には空の雲が写ります。

巨大なカメラの中に入り込んだような不思議な気持ちになりました。

今日は曇りだったのですが、晴れの日は空の青も写るそうです!貴重な体験ができました!

 

さて、前回の実習はスタジオの機材基礎・ライトポジションについて勉強しました。

そして今回は、スタジオでの照明比の実習です!

照明比のレクチャーを受けた後デモを行い、その後2班に分かれての実習をしました。

前回同様、「カメラマン」「露出計担当」「モデル」「ライトマン(レフ調節)」に役割を分担してローテーション。

スタジオではカメラマンの次に露出計を測る方が重要な存在であると田川先生。

今回は前回にも増して頭を使う実習で、正しい位置で計算しながら測らないといけないので皆さん「う~ん…」と考えながら露出計を使用していましたが、先生の説明であ~なるほど!そういうことか!!前回より理解できてきてる!!という声がちらほら聞こえました。

スタジオ撮影は実際に機材を触ってみないとわからないことが多いのでとても貴重な体験でした!

 

秋山 加奈

2016年6月16日 木曜日  Categorys: |

授業レポート vol.11 6/11専修コース : 玉井

この日、教室の扉を開くとなにやら大がかりな仕掛けが…!なんとカメラ・オブ・スキュラが再現されてたんです!電気を消すと、約1センチの小さな穴から光が差し込み、教室の天井を外の車や人の像が動き、逆に床には太陽や空がうつります。そこはなんとも不思議な空間!
どれだけ見てても飽きなくて、気づけば顔がニヤけてしまって元に戻りません(笑) いつまでも見ていたかったんですが、そういうわけにはいかず、さぁ授業の続きです。

まずはピンホールカメラ。空箱を使って作ることもできるそうですが、この日は自前のデジタル一眼レフカメラを使い、ボディキャップに穴を開けるという簡易な方法を教えてもらいました。開ける穴の大きさや形によって、撮れる写真が全然違うんですね!いくつかパターンを用意して、続いてこの日のもうひとつのメイン、サイアノプリントの準備にとりかかりました。

紙に薬品をハケで塗って乾かし、ネガと一緒に額にセットします。そして紫外線に当たらないよう注意しながら、みんなで公園へ!

サイアノを露光させてる間は、先程のピンホールカメラでいろいろ撮ってみました。ピンホールカメラで撮ると、普通の公園の遊具や木漏れ日が夢の中で見たようにうつるのが面白くて、ここでもまた気づけば顔がニヤニヤ。

そうこうしてるうちに、サイアノプリントの露光が終わりました。最初は黄色かった紙が、最終的には青色に!プリントを水で洗い、木にひっかけて干していると、まるで自然の中で写真展をしてるみたいで…。なんだか1日中ニヤニヤしっぱなしです。

この日 体験させてもらったことは、自分でも工夫すればいろいろできそうで、またやりたいことが増えちゃいました。もうどうしましょうね?

玉井 裕子

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

2016年6月14日 火曜日  Categorys: |

専門学校コース授業レポート 5/29 : 秋山

はじめまして!

5月よりRecon PHOTO SCHOOLにて田川先生のアシスタントとして入ることになりました秋山加奈です!

はじめに簡単な自己紹介をさせていただきます!

私は田川先生と同じ大阪芸術大学の写真学科出身で、卒業してからはフリーランスで写真の仕事をしつつ、作品を作りつつ…そんなこんなで三年経ちました。

あるきっかけで田川先生と出会い、Reconのお手伝いをさせていただくことになりました。

私もこれからReconの一員として楽しく充実した教室作りをしていけたらなぁと思っております!

専門学校コースの授業の様子をブログでレポートしていきますので、これからよろしくお願いします!

 

さて、早速ですが

5/29の専門コースではスタジオの機材基礎とタングステンライトを使用してのライトポジションを勉強しました!

実際にライティングをして撮影実習する前に、スタジオ撮影では欠かせない絞り値とシャッタースピード、ISO感度の仕組みを勉強しました。

そこで登場するのが露出計です!

露出計って???…という方もおられたかと思います。

露出計は被写体に当たっている光を測り、適正の露出を導き出してくれる便利アイテムです!

露出計の使い方のレクチャーを受けたあと実際に使いながら撮影をしました。

2班に分かれて、順番にメインライト、エフェクトライトのライトポジションを9パターンずつ撮り合いました。

4人一組で「カメラマン」「ライトマン&ハレギリ担当(ハレーションを遮るもの)」「露出計担当」「モデル」の役割をローテーションでまわしました。

それぞれの担当になると皆さん考えたり、計算したり、なるほど-!という声が絶え間なく聞こえていました。

スタジオ機材、被写体を照らすライト(光)の位置によって変化する効果が学べるボリューム満点の授業になりました!

次回はスタジオの照明比についての授業です!

 

秋山 加奈

2016年5月18日 水曜日  Categorys: |

授業レポート vol.10 5/15田川塾日曜Bコース

わたしが田川塾に通い始めて、早いもので2年ちょっと経ちます。この2年間でいろんな方たちを見てきて改めて思うのは、作品制作の進め方は人によって全く違うんだなぁということ。

たとえば、わたしの場合…。田川先生がくださるアドバイスは、イメージを膨らませるためのものばかり。技術的なことはひとまず置いておいて、「言葉」を掘り下げて「イメージ」をつくっていくという方法で進んでいます。

その結果、なんと、一眼レフではなくフィルムのコンパクトカメラで撮ることに…!わたしにとってはまさかのフィルム!まさかのコンパクトカメラ!自分でも今後どうなっていくのか想像もつきません。

そして、そんなわたしとは対照的に、先生から次から次に高度な要求をされている塾生さんもいます。しかも、先生が細かく要求すればするほど、それに応えてしっかり撮ってこられるので本当にすごい!!

どの写真も、既に充分に素敵なのに「これ、あともう一歩右に動いて撮れますか?」という先生からの愛のムチ!(ひぇーっ!) アングルや光の当たり方、ボケ具合…、細部までいかにこだわって撮影するか、そんな感じで進んでいます。
これが完成した時、どれだけ完成度の高い作品に仕上がるんでしょう!?期待せずにはいられませんよね!

さて、Reconからそんないろんな経緯を経て生まれた作品がいままさに展示中です。専門学校コースの卒業展と田川塾展「dipping」。わたしも楽しみです!皆さんも是非!

玉井 裕子

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2016年4月7日 木曜日  Categorys: |

授業レポート vol.9 3/27 専修コース

デジタルネガプリントってご存知ですか?わたしはまったく知らなくて…。またまた貴重な初めての体験をさせてもらっちゃいました!!

前回の実習で撮影した1枚と、それとは別に好きな写真1枚をそれぞれ持ち寄り、暗室へ集合。デジタルカメラ(orデジタルバック)で撮影した写真を各自で事前にレタッチをしていきました。

この時点では、まだデジタルネガプリントって一体どんなものなのか全然分かっていなかったわたしは、つい普通にカラーの調整までしてしまったのですが、最終的にはモノクロプリントになると知ってちょっとがっくり…。でも「まぁいっか」と気を取り直して作業開始です!!

まずはじめに先生から作業手順の説明を受けました。
ペランペランしていて、ツルツルした白く濁った色のシートをプリンターにセットします。これがどうやらネガになるようですが、一体どうなることやら?
続いて、Photoshopで写真データをモノクロにして画像を反転、それから画像解像度などをセットします。それをプリントすると、あら不思議!なネガがプリンターから出てきました。

さあ、ここからはいよいよ暗室です。暗室での作業は久しぶり。少しずつ思い出しながら作業を進めていきます。とはいえ、事前にレタッチをすませているため覆い焼きなどの作業はいりません。まさにデジタルとアナログの良いところの合わせ技!
暗室で時間を計りながらひとつひとつ工程を経て仕上げたプリントは、直接インクジェットプリンターからサッとプリントした写真とは違って、なんだか愛着もひとしおです。

デジタルで撮った写真も、こういう方法を使えばアナログにプリントすることが可能なんですねぇ!単純にフィルムかデジタルかというだけでなく、いろんな選択肢があるんだと知り、改めて、写真は奥が深いなぁと思いました。ワクワクすることばっかりです。

玉井 裕子

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2016年3月12日 土曜日  Categorys: |

授業レポートvol.8 3/6 田川塾 日曜Bコース

1ヶ月ぶりにクラスの皆さんにお会いできるのを楽しみにReconへ行ったのですが、実は残念ながらこの日はお休みの方が多くて…。でも、人数の少ない日はひとりの作品に対していつもより深く先生からアドバイスをいただけるので、とても贅沢な日でもあるんです!!

トップバッターは、最近入塾されたばかりで前回「同世代のご友人を撮ってみましょう」ということになった塾生さん。ご友人が働いてる姿を撮影した作品です。

先生からは、「仕事をしているところを撮るということで気をつかうかもしれないけど、『今日1日迷惑をかける』と宣言して、ぐいっと思いきり踏み込んで撮ってみましょう!」というアドバイス。アングルや撮影シーンなど、具体的なパターンが次々と例に挙がり、聴いているわたしまで撮影のイメージが広がりました。

そして、先日このレポートでお伝えしたポートフォリオは、もうこれで完成…!?と思いきや、そこから更にもう少しこうしてみましょう!という案が出て、いま以上に完成度の高いポートフォリオになりそうです。

こうやって、ひとつひとつの作品がどんどん発展していく過程を塾生みんなでいっしょに体感できる、これがこの田川塾の醍醐味なんです!!次回も楽しみです!

玉井 裕子

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2016年3月5日 土曜日  Categorys:

授業レポート vol.7 2/20 専修コース

あいにくの天気となってしまいましたが、またみんなで撮影に行ってきました!
今回は神戸どうぶつ王国。天気が悪いこの日もたくさんの家族連れでにぎわっていましたよ。

さて、今回の実習テーマは
「35mmデジタルハイエンド機と中判デジタルを使って撮影してみよう!」
です。今回撮影した写真を、次回デジタルネガにしてバライタプリントすることになっています。

わたしたちが新しいカメラやレンズが欲しいなぁと思った時、予算や撮影スタイルに合わせてどういうものを買うか考えますが、それでも、値段の高いものはやっぱり良い!というお話です。

「そりゃそうだろう…」と思いますよね? わたしもそう思いました!
でも実際に見比べたことはないですし、どのように違うのかは分かりません。

そんなわたしの前で、先生がPCのモニターで並べて見せてくださいました。
すべて同じ被写体(ピンクのお花)の写真です。
・普通のレンズで撮った写真
・大三元と呼ばれているズームレンズで撮った写真
・単焦点レンズで撮った写真
・中判デジタルで撮った写真

それぞれ拡大して比較すると違いは明らか!花びらの色やディテールが全然違うんです!特に、中判デジタルで撮った写真の画質の良さには、あまりにも格が違いすぎてびっくりしました!

この講義のあとは、これらの機材を使って交代で撮影。時間内に少しでも良い写真を撮ろうと、みんな必死です(笑)
普段使っているカメラよりかなり重いはずなのに「今わたしはハイエンド機で撮ってるんだ♪」という幸福感で、重さなんてなんのその。あっという間に約束の15分は終わってしまいました(泣)

…というわけで、自分の撮影に必死でこのレポート用の写真を全然撮ってなかったんですよね。。。完全に忘れてました。えーっと、どうしましょう。
この写真でもいいですか?先生…?

玉井 裕子

授業レポートvol.7

2016年2月9日 火曜日  Categorys: |

授業レポート vol.6 1/17 田川塾日曜Bコース

2016年初の田川塾。年明け早々、すごく中身の濃い2時間半となりました。

田川塾では入塾から1年間で「ポートフォリオを完成させる」ことを最初の目標にしています。この日はもうすぐその目標の1年となる塾生さんの作品をポートフォリオにするべく、写真の並びを決めることに。

どういう順番で写真を組むか、その考え方は好みによってもいろいろあるそうですが、ここは田川塾。田川流の組み方を学びます。

私ならこの写真の次にあれを持ってくるなぁ、などと考えながら見ていても、先生がそこへ入れた写真はまったく別の写真だったりして。

他の皆さんも同じだったようで「え!先生、今のはどうしてそうなったんですか?」と質問が飛び交います。

そうして先生の手で並べ替えられた作品は、全然見え方が変わってくるから不思議です!観る人を飽きさせず、どんどん作品に惹き込んでいくような順番なんです。

さあ、これがプリントされて実際にポートフォリオとなるわけですが、それは次回のお楽しみですね!

ああっ、他の皆さんの作品についてもたくさん書きたいことがあったのに、書ききれない!…というわけで、すみません、また次の機会に。

玉井 裕子

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 vol_6-1

2016年2月9日 火曜日  Categorys:

授業レポート Vol.5 1/16 専修コース

せっかくみんなで写った記念写真。どうせならいつもよりも素敵に残せたら嬉しいですよね♪ 

そんなわけで、「肌をきれいに見せるレタッチ」を教えていただきました!

去年の専門コースでもPhotoshopを習いましたが、今回はその応用編です。前にあるプロジェクターで先生がいろんな技を披露してくださり、それを真似ていきます。

ポイントは「やりすぎないように、できるだけ自然に見えるように」とのこと。

先生がやっているのを見ていると簡単そうに見えるのに、いざ自分でやってみるとなかなかうまくいきません。

肌をきれいに見せるはずが、逆にさわったところだけわざとらしく目立ってしまったり…。そして、この気が遠くなるような細やかな作業ときたら…!!

普段目にする広告や雑誌の写真は、こういう作業を経て仕上げられていたんですね。撮影からレタッチまで、いったいどれだけの手間と技術が詰まってるんでしょうね!?想像しただけで私は途方に暮れてしまいます。

そこまでは無理でも、せめて友だちにプレゼントできるくらいにはマスターしたいなぁ…! 家でもやってみます。

玉井 裕子

vol_5-1 vol_5-2 

2016年2月5日 金曜日  Categorys:

授業レポート Vol.4 12/12 専修コース

この日は教室を飛び出して、野外で撮影実習でした。みんなで車に乗って、先生おすすめの撮影場所へ。実は先月行く予定だったのに雨で順延していたんです。今回は晴れてひと安心。紅葉もとても綺麗でした!

この野外授業の目的は人物撮影。

・旅行先でいつもとひと味違う記念写真を撮ってみよう!

・クリエイティブに人物撮影をして作品にしてみよう!

この2パターンを撮影することを目標に、先生が実際に作品を撮影したことのある場所で、どういうことを考えて撮影したらよいかを教えてもらいました。

まずはいつものように「光」。どこから「光」がきていて、どんな「背景」で撮るかがポイントなのだそうです。そこから更に、クリップオンやレフ板、バッテリー式のモノブロックストロボを使ってみたり、脚立にのぼって上から俯瞰的に撮ってみたり、逆に地面や水面ギリギリでカメラを構えてみたり。いかに状況を創り上げていくかが大事だとか。

ただシャッターを押せば誰でも簡単に写真は撮れますが、「ただ撮る」のではなく、こうやっていろんな道具を使って、状況を演出して撮れば、こんなにも印象の違う写真が撮れるんですね!なかなか思い通りにはいかず難しかったけど、今回もとても楽しかったです。

vol_4-1
自然の光を使って撮影した柔らかい雰囲気の写真


vol_4-2
ストロボとレフ板で光をつくり脚立の上から撮影したドラマチックな雰囲気の写真

 

玉井 裕子

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