大阪や神戸からでも通いやすい、明るく楽しく本格的に学ぶ、写真家による写真学校。
The photograph classroom by a photographer brightly happily.

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2016年7月13日 水曜日  Categorys: |

授業レポート vol.12 7/10日曜Bコース : 玉井

この日は嬉しいことに、しばらくお休みされていた塾生さんが約2年ぶり?に田川塾に復帰!
もしかしたらご本人は久しぶりの参加で少し緊張されていたかもしれませんが、わたしはお会いできて嬉しかったです。
作品の1枚1枚がわたしには懐かしく、相変わらず女性らしくきらびやかで素敵…!やっぱり人柄が作品にあらわれてるんでしょうか。

さて、この日の日曜Bコースはわたしも含めて5名が参加。入れ代わり立ち代わり机に並ぶ作品を、いつものように田川先生がどんどんセレクトしていきます。
作品のテーマも撮り方もバラエティに富んでいて、決して枚数も少なくない中で、先生が作品を見定めている時の集中力にはすごいものがあります。その姿がまたかっこいいんですよ…! その後、撮影した時の裏話に花が咲くと、一瞬のうちになごやかな雰囲気に様変わり。皆さんいろんな苦労や工夫をしながら撮影してるんですねぇ!

「縦位置の写真で水平を保ちながら撮影するのって難しいですよね」と先生。カメラの構え方からファインダー越しに注意するポイントを教えてもらいました。やはりファインダーを覗いた時から細部にまでこだわってシャッターを切らなきゃいけないんですね。簡単なようでそれが難しい…。

これはいつも思っていることですが、プロの写真家である先生が、わたしたちの撮った写真を真剣に見てくださって、しかも惜しみなくいろんなアドバイスをくださるって、実はとても貴重で本当に贅沢なこと。それが単純に嬉しくて「次はもっといい写真を持ってこられるようにまたがんばろう!」と思っちゃうんです。

8月は夏休みなので、次回は9/11。少し間があいてしまいますが、そのぶんいつも以上に皆さんの力作が並ぶんじゃないかと今から楽しみ!あー、9月が待ち遠しいです…。

玉井 裕子

2016年7月10日 日曜日  Categorys: |

専門学校コース授業レポート 7/10 : 秋山

専門学校コース、今回の授業は皆さんそれぞれのテーマに沿って撮影した写真を田川先生に見てもらう作品研究会でした!

しかし今回は特殊で…

教室を半分に区切り、半分では前回のスタジオ撮影でまだカメラマンをされていない方の撮影、もう半分では作品研究といった内容でした。

私はスタジオ撮影組のお手伝いをさせていただきました。

前回、ストロボを使った照明比の撮影だったのですが、「覚えているか自信がない…」という声も聞こえてくる中…いざ撮影!

皆さん徐々に前回の感覚が戻っていくのが目に見えてわかりました!

ササッ!と露出計やストロボを操って、指示をし合っている姿がスタジオマンでした!!

皆さんの撮影が終わり、残りの時間は作品研究会です!

作品研究会の合間に教室に置いてあるたくさんの写真集の中から田川先生と私の出身校である大阪芸術大学写真学科の卒業制作の図録をテーブルに広げ、「学生の色んなアイデアが詰まっているので勉強になりますよ!」と田川先生がおっしゃりました。

「この写真学科の図録は大学の図書館に置いていますか?」と生徒さんの質問がありましたが、残念ながら置いていないのです…。是非、色んな方に見ていただきたいです!

さて、話は戻り作品研究会です!

一人ずつ、教室の広いテーブルにズラっと作品を並べます。

テーマもカメラも被写体も皆さんそれぞれで、先生の「おもしろい!」という声やアドバイス、みなさんからの質問などが飛び交っていました。

「何故、このテーマで撮影しようと思いましたか?」

という先生の質問で悩まれる方もいました。

私も作品作りの時はよくテーマに悩まされていますが、田川先生の「感覚だけで撮影するのではなく、テーマをしっかりと固めることで作品ができる」という言葉を思い出しました。

作品作りで悩むことも写真の面白さで、しみじみ写真は深いなぁと感じました!

 

秋山 加奈

2016年7月6日 水曜日  Categorys: |

専門学校コース授業レポート 6/26: 秋山

前回はスタジオ実習で照明比についての実習をしました!

今回は引き続きスタジオ実習で、「光質」と「ストロボを使った照明比」の実習です!

…の前に、カメラ機能の一つである「測光モード」についての勉強をしました。

被写体周辺の光の量を計算してくれる機能で、一般的な「評価測光」や中央部分を重点的に測る「中央測光」、一部分のみを測る「スポット測光」といった測光モードがあります。

その中でも露出計を持っていないときに撮りたいものの明るさの差を知ることができるのが「スポット測光」で、その場合の使い方を学びました。便利な機能です!

「測光モード」の勉強の後は今回の実習内容「光質」についての勉強とデモンストレーションです。

光質には「ダイレクト光」「バウンス光」「ディフューズ光」の三種類があり、光質によって被写体にあたる光の硬さ•柔らかさが変わります。

それぞれの光質を二班に分け、皆さんがモデルとなり撮影し合いました。

前々回のスタジオ実習でしたライトポジションを生かし、ミディアム+クロスのライトポジションで「カメラマン」「露出計担当」「ライトマン」「モデル」に分担。

田川先生から、モデルさんにあたる光を肉眼でよく見て一番きれいに見えるところを探しましょう!との説明があり、皆さんモデルさんに合う光を探していました!

三回目のスタジオ実習なので皆さん露出計の使い方が慣れてきたように思えます。

光質の実習の後、今日はもう一つ…!

ストロボを使った照明比撮影をしました!

というのも、今までの実習ではアイランプという常に光っているライト(定常光)を使ってきました。

ストロボは電気を溜め込んで瞬間的に電気を放つものでスタジオ撮影ではよく使われます。

アイランプ、ストロボのメリット•デメリットの説明、ストロボの使い方のレクチャーを受けいざ撮影!!

今回使うストロボはProfotoのB1というものでスタジオだけではなく屋外撮影でも使えるという優れものです!

さて、撮影内容は前回の照明比をストロボでやるというものなのですが、前回のようにライトやレフを動かして光を調整する必要はなく、ストロボの位置を決めた後、今回決めた絞り値になるように露出計で測りながら、ストロボのお尻に付いているダイアルで光量調節する作業なのでスムーズに進みました!ストロボ2灯をつかい、8人全員で作業を分担し撮り合いをしました。 

露出計の使い方がだんだん難しくなってきましたが、皆さん順番にやることで終わるころには持ち方、測り方も慣れた手つきになってきていました!皆さんかっこ良かったです!

次のスタジオ実習ではストロボでの人物撮影です!楽しみですね!

 

秋山 加奈

 

2016年6月20日 月曜日  Categorys: |

専門学校コース授業レポート 6/12: 秋山

 教室に入るといつもと違う景色…。

窓に黒いボードが貼られており教室の真ん中にはトレーシングペーパーが吊り下げられていました。

前日の専修コースの授業で使用されたものみたいです。

 

授業が始まると田川先生から「実はこの部屋、今日は『暗い部屋』になっているんです!」と一言。

『暗い部屋』はカメラ・オブ・スキュラというカメラの起源で、光の入らない真っ暗な箱に小さな穴を開けたときに、その穴を通して光が入り箱の中に外の景色が写し出される仕組みになっているものです。

いざ、部屋の電気を消すと窓の小さな穴から光が入りトレペのスクリーンに向かいの建物が写りました!

像は逆さになるため天井には走る車が、床には空の雲が写ります。

巨大なカメラの中に入り込んだような不思議な気持ちになりました。

今日は曇りだったのですが、晴れの日は空の青も写るそうです!貴重な体験ができました!

 

さて、前回の実習はスタジオの機材基礎・ライトポジションについて勉強しました。

そして今回は、スタジオでの照明比の実習です!

照明比のレクチャーを受けた後デモを行い、その後2班に分かれての実習をしました。

前回同様、「カメラマン」「露出計担当」「モデル」「ライトマン(レフ調節)」に役割を分担してローテーション。

スタジオではカメラマンの次に露出計を測る方が重要な存在であると田川先生。

今回は前回にも増して頭を使う実習で、正しい位置で計算しながら測らないといけないので皆さん「う~ん…」と考えながら露出計を使用していましたが、先生の説明であ~なるほど!そういうことか!!前回より理解できてきてる!!という声がちらほら聞こえました。

スタジオ撮影は実際に機材を触ってみないとわからないことが多いのでとても貴重な体験でした!

 

秋山 加奈

2016年6月16日 木曜日  Categorys: |

授業レポート vol.11 6/11専修コース : 玉井

この日、教室の扉を開くとなにやら大がかりな仕掛けが…!なんとカメラ・オブ・スキュラが再現されてたんです!電気を消すと、約1センチの小さな穴から光が差し込み、教室の天井を外の車や人の像が動き、逆に床には太陽や空がうつります。そこはなんとも不思議な空間!
どれだけ見てても飽きなくて、気づけば顔がニヤけてしまって元に戻りません(笑) いつまでも見ていたかったんですが、そういうわけにはいかず、さぁ授業の続きです。

まずはピンホールカメラ。空箱を使って作ることもできるそうですが、この日は自前のデジタル一眼レフカメラを使い、ボディキャップに穴を開けるという簡易な方法を教えてもらいました。開ける穴の大きさや形によって、撮れる写真が全然違うんですね!いくつかパターンを用意して、続いてこの日のもうひとつのメイン、サイアノプリントの準備にとりかかりました。

紙に薬品をハケで塗って乾かし、ネガと一緒に額にセットします。そして紫外線に当たらないよう注意しながら、みんなで公園へ!

サイアノを露光させてる間は、先程のピンホールカメラでいろいろ撮ってみました。ピンホールカメラで撮ると、普通の公園の遊具や木漏れ日が夢の中で見たようにうつるのが面白くて、ここでもまた気づけば顔がニヤニヤ。

そうこうしてるうちに、サイアノプリントの露光が終わりました。最初は黄色かった紙が、最終的には青色に!プリントを水で洗い、木にひっかけて干していると、まるで自然の中で写真展をしてるみたいで…。なんだか1日中ニヤニヤしっぱなしです。

この日 体験させてもらったことは、自分でも工夫すればいろいろできそうで、またやりたいことが増えちゃいました。もうどうしましょうね?

玉井 裕子

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

2016年6月14日 火曜日  Categorys: |

専門学校コース授業レポート 5/29 : 秋山

はじめまして!

5月よりRecon PHOTO SCHOOLにて田川先生のアシスタントとして入ることになりました秋山加奈です!

はじめに簡単な自己紹介をさせていただきます!

私は田川先生と同じ大阪芸術大学の写真学科出身で、卒業してからはフリーランスで写真の仕事をしつつ、作品を作りつつ…そんなこんなで三年経ちました。

あるきっかけで田川先生と出会い、Reconのお手伝いをさせていただくことになりました。

私もこれからReconの一員として楽しく充実した教室作りをしていけたらなぁと思っております!

専門学校コースの授業の様子をブログでレポートしていきますので、これからよろしくお願いします!

 

さて、早速ですが

5/29の専門コースではスタジオの機材基礎とタングステンライトを使用してのライトポジションを勉強しました!

実際にライティングをして撮影実習する前に、スタジオ撮影では欠かせない絞り値とシャッタースピード、ISO感度の仕組みを勉強しました。

そこで登場するのが露出計です!

露出計って???…という方もおられたかと思います。

露出計は被写体に当たっている光を測り、適正の露出を導き出してくれる便利アイテムです!

露出計の使い方のレクチャーを受けたあと実際に使いながら撮影をしました。

2班に分かれて、順番にメインライト、エフェクトライトのライトポジションを9パターンずつ撮り合いました。

4人一組で「カメラマン」「ライトマン&ハレギリ担当(ハレーションを遮るもの)」「露出計担当」「モデル」の役割をローテーションでまわしました。

それぞれの担当になると皆さん考えたり、計算したり、なるほど-!という声が絶え間なく聞こえていました。

スタジオ機材、被写体を照らすライト(光)の位置によって変化する効果が学べるボリューム満点の授業になりました!

次回はスタジオの照明比についての授業です!

 

秋山 加奈

2016年5月25日 水曜日  Categorys:

写真展『dipping』 クロージングパーティー&アーティストトーク!

5/22(日)はRecon PHOTO SCHOOL 専門学校コース3期生卒業制作展  & 田川塾展「dipping」の最終日でした。

17:00からはクロージングパーティー&アーティストトークがあり、Kobe 819 gallery オーナーの野元氏に進行役を務めて頂き、出展者5名と私そして野元氏を含めた7名で1時間ほど話しをしました。会場に足を運んで頂いた沢山の方々、本当にありがとうございます。トークは5名それぞれの個性が出た話になったと思います。

今回の展示は、ほとんどの方が初めての展示でした。そんな中作品のコンセプトに対する思い、初めて作品を仕上げる経験、展示に伴ういろいろな経験、作品の感想を他人から言われる経験。そんな話を皆さん緊張しながらも、みなさんの前でしっかりと自分の思いを話をしていました。

その後の打ち上げでも、写真作品の話で盛り上がりました!そこでも話をしていたんですが、私の思いを少し書きます。

写真って、シャッターを押したその後のことが実はとても大事なんですよね。もちろんシャッターを押す事には最善の気遣いが必要ですが、

その後その写真についてえる事

自分は何を表現したくてシャッターを切ったのかを考える

なぜそれ(被写体等)に惹かれたのか考える

どうまとめれば自分の思いが伝わるのかを考える

展示の場合はどうやって飾るのかを考える

考える事」これが写真を作品にするために大事な事。写真を楽しむには、苦しみも伴ってくる。その苦しみを超えてこそ、本来の楽しみ=作品を作る事の喜びが見えてくると思います。

 

2016年5月18日 水曜日  Categorys: |

授業レポート vol.10 5/15田川塾日曜Bコース

わたしが田川塾に通い始めて、早いもので2年ちょっと経ちます。この2年間でいろんな方たちを見てきて改めて思うのは、作品制作の進め方は人によって全く違うんだなぁということ。

たとえば、わたしの場合…。田川先生がくださるアドバイスは、イメージを膨らませるためのものばかり。技術的なことはひとまず置いておいて、「言葉」を掘り下げて「イメージ」をつくっていくという方法で進んでいます。

その結果、なんと、一眼レフではなくフィルムのコンパクトカメラで撮ることに…!わたしにとってはまさかのフィルム!まさかのコンパクトカメラ!自分でも今後どうなっていくのか想像もつきません。

そして、そんなわたしとは対照的に、先生から次から次に高度な要求をされている塾生さんもいます。しかも、先生が細かく要求すればするほど、それに応えてしっかり撮ってこられるので本当にすごい!!

どの写真も、既に充分に素敵なのに「これ、あともう一歩右に動いて撮れますか?」という先生からの愛のムチ!(ひぇーっ!) アングルや光の当たり方、ボケ具合…、細部までいかにこだわって撮影するか、そんな感じで進んでいます。
これが完成した時、どれだけ完成度の高い作品に仕上がるんでしょう!?期待せずにはいられませんよね!

さて、Reconからそんないろんな経緯を経て生まれた作品がいままさに展示中です。専門学校コースの卒業展と田川塾展「dipping」。わたしも楽しみです!皆さんも是非!

玉井 裕子

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2016年4月11日 月曜日  Categorys:

初めましての日

1つの事が終わり、新しい事が始まる。

 

3月末、専門学校コース3期生の卒業式がありました。

写真に浸ってきた一年間はあっという間で、

毎年「ああ、もう1年か」とびっくりします。

3期生の皆さんは卒業証書をもらってホッと一息もつかの間、

現在は卒業制作展の準備に追われ中です。

会期は5/17-5/22、会場はKobe 819 Gallery です。

神戸・元町にあるギャラリーで大阪・梅田からもアクセスが良いので、

たくさんの方に展示を観て頂きたいです。

詳細は、また後日書きますね。 

 

そして昨日は専門学校コース4期生の初日でした!

新しく始まる1年、新しいメンバー。

皆さん楽しく実りのある1年になるよう

今年度もがんばります!

3期生卒業式 4期生入学!

 

2016年4月7日 木曜日  Categorys: |

授業レポート vol.9 3/27 専修コース

デジタルネガプリントってご存知ですか?わたしはまったく知らなくて…。またまた貴重な初めての体験をさせてもらっちゃいました!!

前回の実習で撮影した1枚と、それとは別に好きな写真1枚をそれぞれ持ち寄り、暗室へ集合。デジタルカメラ(orデジタルバック)で撮影した写真を各自で事前にレタッチをしていきました。

この時点では、まだデジタルネガプリントって一体どんなものなのか全然分かっていなかったわたしは、つい普通にカラーの調整までしてしまったのですが、最終的にはモノクロプリントになると知ってちょっとがっくり…。でも「まぁいっか」と気を取り直して作業開始です!!

まずはじめに先生から作業手順の説明を受けました。
ペランペランしていて、ツルツルした白く濁った色のシートをプリンターにセットします。これがどうやらネガになるようですが、一体どうなることやら?
続いて、Photoshopで写真データをモノクロにして画像を反転、それから画像解像度などをセットします。それをプリントすると、あら不思議!なネガがプリンターから出てきました。

さあ、ここからはいよいよ暗室です。暗室での作業は久しぶり。少しずつ思い出しながら作業を進めていきます。とはいえ、事前にレタッチをすませているため覆い焼きなどの作業はいりません。まさにデジタルとアナログの良いところの合わせ技!
暗室で時間を計りながらひとつひとつ工程を経て仕上げたプリントは、直接インクジェットプリンターからサッとプリントした写真とは違って、なんだか愛着もひとしおです。

デジタルで撮った写真も、こういう方法を使えばアナログにプリントすることが可能なんですねぇ!単純にフィルムかデジタルかというだけでなく、いろんな選択肢があるんだと知り、改めて、写真は奥が深いなぁと思いました。ワクワクすることばっかりです。

玉井 裕子

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